JSME関東支部シニア会からのお知らせ

シニアの持つ経験、技術、知恵の継承

シニア会たより 第28号

四季の鉄道風景

四阿 佳昭

【カテゴリー:趣味】

 昨年のシニア会たより第16号「ヨーロッパ鉄道の魅力」に続き、投稿の機会を頂きましたので、できるだけ日本の四季が感じられる写真を春から順にご紹介します。
 どうしても列車が主体になってしまうので、センスが良くない点はご容赦くだされば幸いです。

えちごトキめき鉄道(4月)
 桜の満開時期には花見を優先して鉄道写真を撮り損ねることが多く、春の写真が少ないです。
 信越本線北陸本線から転換した路線で気動車がエンジンをうならせて発進していくところです。
島原鉄道(6月)
 いまは廃止区間ですが、島原の加津佐という町の漁港の風景。
 6月でも暑かったですが開放的なトロッコ列車は心地よかったです。
箱根登山電車(7月)
 スイッチバックや旧型車目当てに何度も行っている箱根登山電車。
 春から初夏にかけて沿線に紫陽花が咲いて夜にライトアップもされて楽しい路線です。
小田急小田原線(8月)
 秦野市にある線路沿いのひまわり畑。
 白いロマンスカーVSEは沿線の子供たち(親にも?)に人気者でした。
 老朽化していないのに構造が特殊という理由から12月10日で引退です。
わたらせ渓谷鐡道(11月)
 紅葉の時期にはトロッコ列車で間近に渓谷を眺めることができます。
 車両の色も紅葉に合わせてあって、足尾線から転換した会社の意気込みを感じます。  足尾銅山の見学もできます。
天竜浜名湖接道(12月)
 元二俣線浜名湖佐久米駅にやってくるユリカモメ。
 列車が近づくと愛嬌を振りまいてエサを貰いに来る、ちゃっかり者です。
留萌本線(2月)
 北海道への出張の翌日に、深川まで足を延ばして温かい車両の中から雪深い景色を楽しみました。
 石狩沼田駅から増毛駅までの区間は廃止になってしまいました。2026年には全線廃止の予定です。

 写真を見ると、何年経っても、その場所の空気感、行き来する列車の車窓などの情景がはっきりと思い出されます。そこが鉄道趣味の醍醐味の一つかなと思います。