JSME関東支部シニア会からのお知らせ

シニアの持つ経験、技術、知恵の継承

2024年度 「エンジニア塾」 参加者募集

  • 開催の主旨

    ○「ものつくり」と「ことつくり」注1を学ぶエンジニア塾

    ○小学校で勉強する算数、理科、国語、社会などを理解して幅広い知識を持ち、どこかの分野に強い興味を持った人となって、将来は「新しい社会」を創り出す人(エンジニア)になって欲しい。

    ○機械による「ものつくり」だけでなく、将来の社会を大きく変える「ことつくり」も一緒に学び、皆さんが将来取り組む仕事に役立てて欲しい。

  • エンジニア塾の募集要項

    対  象:小学生で原則日本機械学会「ジュニア会友」注2であること

    募集人員:15名(応募者多数の場合は抽選)⇒抽選結果は5月中旬に連絡

    参加費用:各イベント実費(合計約8,000円) 但し、交通費は各自負担

  • 概略スケジュール

    実地参加(主に東京神宮外苑TEPIA注3 )とインターネットなどでのリモート参加を併用して、原則土曜日、日曜日に開催予定(含む夏休み、連休等)

日程

実施イベント

概 要

4月

5月

5月末

6-7月

7月

7-8月

9月

10-11月

10-11月

12月

2月

2月

8月

募集開始

応募締め切り5/1(月)

入校式

ものづくりイベント+見学

講演「エンジニアとは」

見学会

見学会

ものづくりイベント

見学・大学主催イベントなど

ことつくりイベント

修了証授与式

個別フィードバック

参加感想発表会

 

参加者決定連絡5月中旬

全体日程などの説明(対面予定)

「機械の日」イベントとの併設

シニア会の先輩からの講演

科学館、博物館、工場などを各自で見学

つくば市の施設見学(全員一緒)

機械の仕組みを知る「ものつくり」

大学主催の学園祭などへの各自参加

「ことつくり」事例紹介と参加者同士交流

参加者への修了証授与と参加者感想

参加者及び保護者へのアドバイス

参加者の体験・感想を発表(コンテスト)

(2023年度より全国で「エンジニア塾」を展開中、他支部イベントへの参加もあります)

◎保護者の方々へのお願い

各イベントには、保護者の方の同行をなるべくお願いいたします。見学場所までの移動は、各自で交通機関を利用することになります。関東地区内での見学場所を設定しますが、ご自宅からの距離が遠くなる場合もありますので、事故などの発生の可能性を考慮頂き、ご理解頂きたい(一部イベントでは団体でイベント保険加入)。

・保護者へのアンケートなどで参加者(児童)の将来などについて、ご意見を伺いますのでその節はよろしくお願いいたします。

・イベント参加費は、実施の都度徴収させて頂きます。

・参加をご希望される方注4は、下記内容を記載の上メールにてお申し込み下さい。

  • 参加申し込み書(締切り5月1日(水))

氏名(児童本人):             年齢(学年):  才(  年生)

日本機械学会「ジュニア会友」の確認:会員番号、(いずれかを削除下さい)

氏名(保護者) :           

連絡先(メール・アドレス、電話):

   メールアドレス:                     

   電話     :            

住所     :〒                         

上記の申し込み書に記入の上でメールにて、送付お願いします

申込先:日本機械学会 関東支部シニア会 「エンジニア塾」担当 中山良一

e-mail: nakary@drive.ocn.ne.jp

 

(注1) 「ものつくり」と「ことつくり」とは

・日本の製造業では、高品質、高機能で信頼性の高い製品を開発、改良し、良いものを安く提供すれば「もの」は売れる、が「ものつくり」の考えで、強い競争力を維持してきました。しかし、新興国の製造・設計技術水準が向上し、高付加価値製品の生産が可能になってきたことや、市場も先進国だけではなく新興国の割合が高まってきたことから、従来の日本の製造業の「ものつくり」優位性が相対的に低下してきています。

・そこで、新たな付加価値を起点にした「ものつくり」が求められるようになり、「ものつくり」に対する新たな価値を提供するためのアプローチとして「ことつくり」の必要性が言われています。「ことつくり」は、「もの」を中心に置くのではなく、「もの」を使って人や社会の価値向上に寄与することをベースとしています。言い換えれば、人や社会のニーズに沿う、あるいは作り出すために「もの」とそれを活用するための様々な「サービス」を提供するものです。

・近年は、IoT(もののインターネット)のように情報技術や通信環境が発達し、これを使った新しいサービスの提供が可能になっていますし、今後もさらに発展してゆくでしょう。

・そのためには、従来の「ものつくり」だけでなく幅広い知識や経験、また、いろいろな分野に興味・知識を持つことで、「ことつくり」と「ものつくり」の両方に強い、新しいエンジニアが必要とされています。

 

 (注2)「ジュニア会友」の詳細は、日本機械学会のホームページ(下記)を参照下さい。

https://www.jsme.or.jp/member/register-application/junior-kaiyu/

(注3)TEPIA 先端技術館(科学技術、ロボットの実演・展示など)

https://www.tepia.jp/exhibition

(注4)2021-3年度に参加された方も2024年度に申し込み頂けます(但し、小学生)。

 

<参考文献>

「エンジニア塾」の解説記事(機械学会誌2022年12月号Vol.125/No.1249Dec pp.30-33)