JSME関東支部シニア会からのお知らせ

シニアの持つ経験、技術、知恵の継承

2026年度第1回シニア会メンバー交流会(7月9日オンライン講演)のご案内

JSME関東支部シニア会「2026年度第1回交流会(オンライン講演)」開催(7月9日)のご案内

日本機械学会関東支部シニア会 会員各位

                                   関東支部シニア会 会長 野口 昭治

 平素はシニア会の活動にご協力頂きありがとうございます.

日本機械学会関東支部シニア会では,シニア会メンバーから,ご経験,専門分野,趣味などに基づいた話題提供をしていただき,メンバー同士の交流を図るためメンバー交流会を開催しています.

さて,下記にて2026 年度第1回交流会を計画致しました.今回はオンライン開催となります

 

【開催案内】

1.日時:2026年7月9日(木) 15:00~16:30

2.講演者:

工学院大学 名誉教授 木村 雄二 様

[演題]

「サイバーセキュリティに関する高圧ガス保安法改定への対応の現状 -認定事業所審査と事故調査-」

[概要]

 サイバー攻撃の脅威は,日々,高まっています.

海外では,通常の制御のみならず,安全計装にすらサイバー攻撃が及んでいますし,国内でも操業停止に追い込まれた例は多く発生しています.

 サイバーセキュリティへの取組みは製造業にとっても不可欠になっており,自社だけでなくサプライチェーンへの対応まで求められるようになり,ビジネスに大きな影響を与えるものとなってきています.

 特に,2023年12月に施行になった高圧ガス保安法の改正では,すべての認定事業所がサイバーセキュリティ対策を求められるようになり,認定事業所の審査にJQA(日本品質保証機構)も参画するようになりました.また,サイバーインシデントが発生すると,経済産業大臣がIPA(情報処理推進機構)に事故調査を依頼する体制となりました.

 

【参加申し込み】

参加ご希望の方は,下記のリンクからWebフォームにてお申し込みください.

お申込みいただいた方に別途,Zoomの招待URLをメール送付いたします.

→JSME関東支部シニア会2026年度交流会(オンライン)申込みフォームへのリンク

■参加申込み締め切り:7月6日(月)

2026年度関東支部シニア会「見学会」(6月5日 造幣さいたま博物館・工場)参加者募集のお知らせ

日本機械学会関東支部シニア会 会員各位

関東支部シニア会 会長 野口 昭治

 日頃よりシニア会の活動にご尽力を賜り、厚く御礼申し上げます。

 さて、昨年に引き続き見学会を企画いたしましたので、下記のとおりご案内申し上げます。
 今回の見学先は、造幣局さいたま支局の「造幣さいたま博物館および工場」です。
 同支局では、貨幣のほか勲章の製造を行っており、その様子を工場見学通路からご覧いただけます。また、併設の博物館では、これまでに発行された記念貨幣をはじめ、勲章、オリンピック入賞メダル、古銭などが展示されています。
 なお、見学後には懇親会も予定しております。多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

1.日時

  2026年6月5日(金) 13:45~16:00 見学会、16:30~18:30 懇親会

 

2.場所

  見学会: 造幣さいたま博物館および工場

  〒330-0835 埼玉県さいたま市大宮区北袋町一丁目190番地22 TEL: 048-645-5899

  https://www.mint.go.jp/enjoy/plant/plant-saitama/plant_visit_museum_saitama.html

 

  懇親会: YEBISU BAR ekism さいたま新都心店(予定)

  https://www.ginzalion.jp/shop/brand/yebisubar/ekismsaitamashintoshin.html#menu_cont

 

3.会費

  見学会: 無料

  懇親会: 6,500円程度(開始前に徴収予定)

  交通費: 各自ご負担ください

  ※見学会のみ、または懇親会のみのご参加も可能です。

 

4.スケジュール

  13:45 造幣さいたま博物館前 集合

  14:00~16:00 博物館および工場を見学(ガイドツアーを予定)・記念撮影

  16:00~16:20 徒歩またはタクシーにて懇親会場へ移動

  16:30~18:30(予定) 懇親会

 

5.参加申込み

  参加をご希望の方は、下記Webサイト(申込フォーム)よりお申込みください。

  https://forms.gle/k73bUnb9m1SChZe2A

  参加申込み締切: 2026年5月20日(水)

  ※懇親会につきましては、6月3日(水)以降のキャンセルは実費をご負担いただきます。

 

なお、ご質問やお申込み内容の変更・キャンセル等につきましても、上記フォームの備考欄にご記入のうえご連絡ください。

お預かりした個人情報は、本見学会に関するご連絡のみに使用いたします。

 

会員各位には別途メールでもご案内しておりますが、申込フォームは同じです。

 

2026年度(第6期)「エンジニア塾」 参加者募集案内

 機械学会関東支部ではジュニア会友(小学生)を対象とした「エンジニア塾」第6期を開催いたします。つきましては、会員の方々にはご家族へのご紹介をお願いいたします。

ジュニア会友の方は保護者と御相談の上、参加下さるようお願いいたします。

詳細は下記をご参照下さい。

・開催の主旨
○「ものつくり」と「ことつくり」注*1を学ぶエンジニア塾
○小学校で勉強する算数、理科、国語、社会などを理解して幅広い知識を持ち、どこかの分野に強い興味を持った人となって、将来は「新しい社会」を創り出す人(エンジニア)になって欲しい。
○機械による「ものつくり」だけでなく、将来の社会を大きく変える「ことつくり」も一緒に学び、皆さんが将来取り組む仕事に役立てて欲しい。
・エンジニア塾の募集要項
対 象:2026年度の小学生で、原則日本機械学会「ジュニア会友」注*2であること
募集人員:12名(応募者多数の場合は抽選)⇒抽選結果は5月2日に連絡します。
参加条件:保護者同行で参加が原則(親子でエンジニアへの理解を深めて頂くため)
参加費用:各イベント実費(都度払い合計で数千円程度)
但し、交通費は各自負担、やむなき理由による欠席時の発生送料は別途徴収します。
開催会場:TEPIA 先端技術館(東京都港区北青山2-8-44) 2階教室
但し、第2回見学会は横浜みなとみらい周辺、第6回は自宅にてZoomで参加願います。

・イベント(全8回)のスケジュールと主な実施内容
(詳細は開校日に説明します)

TEPIA:注*3

(2023年度より全国で「エンジニア塾」を展開中、他支部イベントへの参加もあります)

◎保護者の方々へのお願

・各イベントには、保護者の方の同行をお願いいたします。見学場所までの移動は、各自で交通機関を利用することになります。関東地区内での見学場所を設定しますが、ご自宅からの距離が遠くなる場合もありますので、事故などの発生の可能性を考慮頂き、ご理解頂きたい(一部イベントでは団体でイベント保険加入)。

・保護者へのアンケートなどで参加者(児童)の将来などについて、ご意見を伺いますのでその節はよろしくお願いいたします。
・イベント参加費とやむなき事情での欠席による発生送料は、実施の都度徴収させて頂きます。
・参加をご希望される方*4は、下記内容を記載の上メールにてお申し込み下さい。

•参加申込み (締切り4月30日(木)厳守)
*******************************************************************************
氏 名(児童本人):         [ふりがな:         ]
2026年度4月現在の 年齢(学年):       才( 年生)
日本機械学会「ジュニア会友」の確認:(会員番号)、(いずれかを削除下さい)
氏 名(保護者) :          [ふりがな:         ]
連絡先(メール・アドレス、電話):
メールアドレス:                       
電話     :                       
住所     :〒                      
**********************************************************************************
上記の申し込み資料に記入の上でメールにて、送付お願いします
申込先:日本機械学会 関東支部シニア会 「エンジニア塾」担当 高屋真二
e-mail: takayashinji52mlbox☆ae.auone-net.jp

(メールアドレスの☆は@アットマークに変換ください)

 

<参考文献>

「エンジニア塾」の解説記事(機械学会誌2022年12月号Vol.125/No.1249Dec pp.30-33)

関東支部シニア会 活動報告 | 一般社団法人 日本機械学会 関東支部

関東支部シニア会ホームページ
シニア会たより 第38号

*1:◆日本の製造業では、高品質、高機能で信頼性の高い製品を開発、改良し、良いものを安く提供すれば「もの」は売れる、が「ものつくり」の考えで、強い競争力を維持してきました。しかし、新興国の製造・設計技術水準が向上し、高付加価値製品の生産が可能になってきたことや、市場も先進国だけではなく新興国の割合が高まってきたことから、従来の日本の製造業の「ものつくり」優位性が相対的に低下してきています。

◆そこで、新たな付加価値を起点にした「ものつくり」が求められるようになり、「ものつくり」に対する新たな価値を提供するためのアプローチとして「ことつくり」の必要性が言われています。「ことつくり」は、「もの」を中心に置くのではなく、「もの」を使って人や社会の価値向上に寄与することをベースとしています。言い換えれば、人や社会のニーズに沿う、あるいは作り出すために「もの」とそれを活用するための様々な「サービス」を提供するものです。

◆近年は、IoT(もののインターネット)のように情報技術や通信環境が発達し、これを使った新しいサービスの提供が可能になっていますし、今後もさらに発展してゆくでしょう。

◆そのためには、従来の「ものつくり」だけでなく幅広い知識や経験、また、いろいろな分野に興味・知識を持つことで、「ことつくり」と「ものつくり」の両方に強い、新しいエンジニアが必要とされています。

*2:「ジュニア会友」の詳細は、日本機械学会のホームページ(下記)を参照下さい。
https://www.jsme.or.jp/member/register-application/junior-kaiyu/

*3:TEPIA 先端技術館(科学技術、ロボットの実演・展示など)

https://www.tepia.jp/exhibition

*4:2021-5年度に参加された方も2026年度に申し込み頂けます(但し、小学生)。

シニア会たより 第46号

「鉄道趣味の雑記帳」

中村 城治

【カテゴリー:趣味】

 私の趣味は「鉄道(撮り鉄・乗り鉄・模型鉄)」です。エンジニア塾でも紹介しましたが、子供の時に住んでいた墨田区鐘ヶ淵に近い東武のネルソン(英国製蒸気機関車)に憧れてからの70年ものキャリアです。今日はちょっとこぼれ話を・・・・

 

❶「超広角レンズ」と「超望遠レンズ」の話

機械の技術者の方は総じてカメラをお持ちの方が多い様ですが、一眼レフカメラ派は少数と思いますが「撮り鉄」では必須。その中でもフツーのカメラ趣味の方ではあまり使わない、「超広角」と「超望遠」の写真を紹介します。

写真-1

「超広角」とは35mm版フルサイズ換算で焦点距離が24mより短いレンズで、人の目の視野より広い範囲を写せます。写真-1では大塚バラ祭りで、ググっとバラの花を接写し同時に後ろの都電をボカして配置しました。

写真-2

写真-2の小岩菖蒲園と江戸川鉄橋の京成電車は、手前の菖蒲の花にピントを合わせるとともに、絞り込んで背景の江戸川を渡る京成の電車を写し込みました。(レンズは換算16mmです)

 

「超望遠」とは35mm版換算で焦点距離が300mmより長いレンズで、遠方の被写体を大きく拡大するとともに、遠近感を圧縮して表現します。換算800mm、標準50mmレンズの16倍の大きさの「超望遠レンズ」の写真を紹介します。

 

 

写真-3

写真-3は京浜急行の多摩川鉄橋で、六郷土手駅の上りホームから対岸の川崎方を撮った写真で、特急電車までの距離は約640m。薄いブルーの美しいワーレントラス鉄橋の斜材が前後方向に圧縮されて、縦方向の柱の様に並び特異な景観を作っています。

写真-4

写真-4は東北新幹線の那須塩原駅の下りホームからの写真で、林立する架線柱・トラスビームや、トロリー線・き電線等の多数の構造物が圧縮された幾何学模様が圧巻です。

 

 

 

 

奇妙なトンネルや橋の話

写真-5

写真-5はポツンと頭に木や草を載せたトンネルと思しき構造物が鎮座する光景です。ここはJR四国牟岐線(このトンネルの区間は阿佐海岸鉄道に移管)の南端、海部駅の北側にあるトンネルで昭和48年の開通時にはキチンと山を穿つトンネルでした。供用3年後に山が切り崩されトンネルだけが残りました。因みに名前は「町内(まちうち)トンネル」。横は町営住宅とのことです。

写真-6

写真-6はなんと古城の中央を切り裂きアーチ橋のトンネルを2本も架けてしまった話です。場所は四日市。近鉄四日市駅の名古屋寄りに阿倉川という駅があり、室町時代の応永年間に築かれた赤堀氏の「羽津城祉」のド真ん中を掘割で抜き、二本のアーチ橋で連結。橋と線路を直交(力学的に必須)させるために線路をS字に屈曲。電車はS字カーブをソロソロと走るハメになりました。

 

 

駅の発車時刻表と列車案内の話

写真-7

写真-7は東急東横線横浜駅ホームの案内板。「あれ! 発車時刻表が無くなった!」。スマホの交通系アプリで発車時刻は解るので時刻表は要らない・・・なんて不親切な!

 

写真-8

写真-8はケルン~コブレンツ~トリア~ルクセンブルクとドイツのローカル線を乗り継いだ旅行の時のコブレンツ駅の発車時刻表。コブレンツ駅12:06発RE(地域急行)1列車は途中のトリア中央駅で、列車を前後に分割。前半分はRE4112列車となり、終着のザールブリュッケン中央駅に14:41 着。

後半分がRE5112列車となり、終着のルクセンブルク駅に14:25着。しかも途中の主要駅の着時刻も表示する親切な表示です。欧米人は時刻表を持たない習慣とは云え、「駅の有人窓口」と同じレベルのサービスは立派です。

 

 

ニッポンの鉄道会社も「駅時刻表」の復活をお願いしたいです。

以上

日本機械学会関東学生会第65回学生員卒業研究発表会2026年3月9日(月)コメンテータ募集のお知らせ

コメンテータ募集のお知らせ

関東支部シニア会会員各位           シニア会 会長 野口 昭治

コメンテータ募集のメールが届き、既に申込みいただいた方は、改めてお申込みいただく必要はございませんので,ご注意ください.

 関東シニア会の活動にご協力頂き、ありがとうございます.

今年度も関東学生会から卒業研究発表講演会へのコメンテータの派遣依頼がシニア会にありました.

以下,卒業研究発表講演会コメンテータの概要です.

本年も対面形式講演(オンライン発信なし)の開催となり,コメンテータとして9:00-15:00の終日対応です.

 

開催日 2026(令和8)年3月9日(月)

時 刻 9:00~11:30、12:30~15:00

会 場 日本大学駿河台キャンパス(JR中央総武線お茶の水駅」下車徒歩3分など)

〇コメンテータの役割

 各発表に対して発表方法などについてアドバイス

 各室の優秀発表についての採点(全員とは限りません)

〇学生員卒業研究発表講演会

 発表室数:  12室

〇コメンテータ募集最大人数

 12室×各室あたり2名(午前、午後別)=24名

(午前午後で、1室あたり18件~19件の発表)

〇その他

 ・昼食は用意します.

 ・交通費については申請により支給します.

 ・支部総会講演会と併催で参加費無料です.

 ・予稿集は数日前から7日前程度にダウンロードできるようになります.

 ・講演プログラムは以下のサイトで公開されています(今後、発表取り下げもあり得ます).

  https://www.jsme-kanto.jp/wp-content/uploads/2025/09/65thGakusei_program_20251219.pdf

 発表分野と部屋割りは下記の予定です(参考).

 第65回卒研セッション一覧.pdf

 ご参加いただける場合には,下記のWebフォームにて参加申し込みをよろしくお願いいたします.

 最近,コメンテータの募集人数が少なく,適正配置に困難が生じています.

 経験豊富なシニア会員の皆様には積極的なご参加をお願いします.

 希望される専門分野はWebフォーム記載の専門分野リスト(0番はどこでも可)から選択して第1~第3希望をご記入ください.

 https://forms.gle/r8nGN6aeFMyLKhWW6

回答締切り日 2026(令和8)年1月17日(金)

※ご質問や申し込み後のご連絡等がございましたら上記のWebフォームの備考欄に記入してお送りください(その場合には希望専門分野の記載不要).

2025年度 日本機械学会関東支部シニア会総会及び特別講演のご案内

日本機械学会関東支部シニア会 会員各位

日本機械学会 関東支部
シニア会会長 野口昭治

シニア会員の皆様におかれましてはご健勝のこととお慶び申し上げます.

2025年度日本機械学会関東支部シニア会総会を下記日程にて行いますので,ご案内いたします.
本年度も現地での対面とオンラインの両方で実施することといたしました.
ご参加の回答は文末のフォームに記入くださるようお願い致します.

(ご欠席の場合も記入をお願いいたします.)

なお,総会資料は1月早々に会員各位に配布する予定です.

  【総会及び特別講演】
1.開催日時:2026年1月16日(金)15:00~17:00
2.開催形態:会場での対面開催及びZoomオンライン配信を利用したハイブリッド開催
  会場:東京理科大学 森戸記念館(13号館)第2フォーラム(東京・飯田橋
     〒162-0825 東京都新宿区神楽坂4-4-2

     地図はこちら→森戸記念館 マップ

オンライン(Zoom)同時配信:URLやミーティングID,パスコードはオンラインでの参加の方にメール等でご連絡いたします.

3.実施内容
(1)15:00~15:40 関東支部シニア会総会
  ①2025年度の事業報告と決算報告
  ②2026年度の体制と事業計画案
  ③提案の承認
(2)15:45~17:00  特別講演会 (75分、講演60分+質疑応答15分)
  講演題目:「日本における寄生虫由来の食中毒事情と今後」
  講演者 :公益財団法人目黒寄生虫館・館長 倉持 利明 様

なお総会・特別講演会終了後に懇親会を予定しております.
 ・場所:東京理科大学 神楽坂8号館食堂
 ・会費:¥4,000 程度
  ※懇親会につき1月5日(月)以降のキャンセルは実費負担となります.


4.参加・欠席登録について
 下記の参加フォームにて,氏名と参加方法(欠席の場合を含む)を選択くださるようお願い致します.懇親会の参加有無も含め下記フォームに入力ください.
 ※総会ですので、ご欠席の場合もフォームにご記入をお願いいたします.
 記入フォーム:https://forms.gle/VxgA8JZXGPBZqdZC9
 ※フォーム入力期限:12月22日(月)目途にお願いいたします.

以上、短い期間での回答のお願いで恐縮ですが,ご協力方よろしくお願いいたします.

シニア会たより 第45号

人生100年のロードマップは描けたか」

木村 雄二

【カテゴリー:自己啓発

 現在も参加している某学協会に少し前まで置かれていた委員会に「シニアパワー活用」なるW.G.が設置されており, 人生100年時代の人生戦略が話題になっていた。 生まれ育った街日本橋人形町で中学校を卒業後,慶應義塾志木高校に入学し,工学部に進学後大学院修士・博士課程を経て研究者・教育者を目指してきた。

 27歳での学位取得後,東京農工大学(旧国立2期校)工学部助手を経て30歳台で工学院大学に着任し,以来30余年の時間を過ごし,同大学も卒業した。 学位論文は,材料の信頼性に関するテーマを選択し,極値統計学に基づく理論的な解析とこれをサポートするための実験データとの突合せに腐心した。 同テーマは,後に立命館大学のS先生とご一緒に編集幹事を担当した2冊の書籍に集約され,根底にある論理的な考え方は今でも新鮮であると自負している。 大学教員時代の教え子は学部卒(一部は修士修了)350名余,+博士課程修了者数名を数え,Dr.修了者の一人はすでに上智大学の教授に昇格されている。 67歳で工学院大学教授を卒業後,非常勤講師も70歳で卒業し,昨年まで後任の准教授に企業との共同研究の受け皿をお願いし,私自身も客員研究員として共同研究に参加する企業メンバーの学位論文作成の指導にも当たらせていただいた。

 このような状況の中で,100年時代の人生戦略を問われ,自問する機会が多くなった。 Lynda Gratton & Andrew Scott著のLife Shift(同書の最新バージョンでは生成AIについても言及している)に書かれているように,教育・仕事・引退モデルは崩壊し,「無形資産(お金に換算できないもの),生産性資産(仕事に役立つスキルや知識など),活力資産(健康,友人,愛など),および変身資産(人生の途中で新ステージへの移行を成功させる意思と能力)」を大事にしながら,新しいシナリオ-可能性を広げること,新しいステージ-選択肢の多様化への対応,新しい時間の使い方-自分のリ・クリエーションの努力 が必要とされている。 彼らはその中で大切なことは「時間の質(quality of time)」であると力説している。

 時代も平成から令和に移行し,私自身も第3ステージから今後の新たなステージを眺めつつある現在,大学の使命である,教育・研究・社会貢献の前の2者を一部残しながら,社会貢献と自己のLifeの充実を意識しつつ活動を継続している。 著者らの強調する明るい未来を切り開くための3つのシフトの必要性を記述すると,以下のようになる。

1) 広く浅い知識ではなく,専門的な知識を得ること。 多くの知識はウィキペディアグーグルなどからますます手軽に得られるので,ひとつの分野だけでなく関連分野やほかの分野の専門知識を身につけることこそが未来の自分の付加価値になる。

2) ひとりひとりが競争するのではなく,協力し信頼しあえる人間関係を幅広く築き,共同作業によってイノベーションを起こす。

3) 働いて稼いだ賃金の消費から幸福感を得るのではなく,働くことに情熱をかたむけ,そこから幸福感を得られるようにする。

 これらを意識的に行うことで,有意義な働き方/生き方が選択できそうなので,私もこれらを実践し人生100年の指針としたい。