JSME関東支部シニア会からのお知らせ

シニアの持つ経験、技術、知恵の継承

シニア会たより 第16号

ヨーロッパ鉄道の魅力

四阿 佳昭

【カテゴリー:趣味】

 子供の頃から近鉄電車を眺めて育った鉄道ファンなのですが、10月の「日本の鉄道150年」に乗り遅れてしまいましたので、ヨーロッパの鉄道の魅力を写真で紹介したいと思います。
 欧州に最後に行ったのが5年以上前になりますが、研究機関との打合せや鉄鋼設備メーカーの調査の出張で度々出かけたドイツを中心に、各国の鉄道による移動と休日の旅を楽しみました。
 ヨーロッパの鉄道の魅力は、
(1)森、畑、牧草地、綺麗な川など、時には何時間も続く雄大な車窓、
(2)路線が網目状になっていて線路の幅が新幹線と同じ標準軌なので、ローカル線でも高速列車や国際列車が直通で入ってゆけるので便利、
(3)蒸気機関車が普通に定期列車で走っていたりする、
(4)客車列車が健在で、ローカル線でもロングレールなので静かで快適な乗り心地、
(5)それに伴い、食堂車・軽食車の魅力も残る、
など語り尽くせないところがあります。
 特に印象に残った路線は、フランクフルトを出てライン河のほとりを旧都ボンに向かう旧線(古城やローレライ)、ドレスデンからチェコに向かうモルダウ川の路線、パリからリヨンに向かう路線の両側にどこまでも続く畑、ドイツとデンマークを結ぶフェリー、ベルギーやルクセンブルクの街中の紅葉、様々な町のトラム(路面電車)などでした。
 ヨーロッパの車窓の真骨頂はスイスだと思うのですが、出張で訪問する機会がなかったのが残念です。いつか普通に渡航できる日が来たら行きたいと思っています。
 いくつか写真を添付しますので、ヨーロッパ鉄道旅の魅力を少しでも想像していただければ幸いです。
 (写真は全て投稿者の撮影による)