JSME関東支部シニア会からのお知らせ

シニアの持つ経験、技術、知恵の継承

シニア会たより第13号

スペイン音楽の楽しみ

氏名:鳥毛 明(投稿日2022年7月19日)

カテゴリー:趣味

 私はこの3月いっぱいで定年退職して37年間の教員生活にピリオドを打ちました。毎日、家にいますが退職する前は退屈したら何をしようかと心配したりしていましたが、あれやこれやとやっていると退屈する間もなく日々が過ぎていくのできちんとやりたいことを決めて実行していかないとまずいぞと思い始めています。
 本題に入りますが、シニア会のメンバーで音楽を好きな方もそこそこいらっしゃるようなので、私の好きなスペイン音楽の紹介ができればと思います。
 クラシック音楽だとドイツ・オーストリア、フランス、ロシアあたりの作曲家の曲が中心になりますが、それ以外の国の作曲家の作品にもいい曲があります。学生時代にクラシックギターを下手なりに楽しんでいたのでスペインの作曲家の曲に触れることが多くなり、ギターの曲に限らずいい曲に出会いハマっていった次第です。
 有名な作曲家だと、ファリャ、ロドリーゴアルベニスグラナドス、etc.がいますがおすすめの曲をいくつか紹介させてもらいます。
ロドリーゴ「アラフェス協奏曲」(ハープ:吉野直子、ロベルト・フォレス・ヴェセス指揮オーベルニュ管弦楽団)
 ギターをやっていたので外せないのがアランフェス協奏曲です。(さすがに私には手も足も出ませんが)第2楽章のメロディーは聞けばあの曲かと思われるかと思います。普通に演奏されたCDだと面白くないのでハープ独奏で演奏されているCDを紹介します。ハープの煌びやかな音色で奏でられるアランフェスはお勧めです。
ロドリーゴ「アンダルシア協奏曲」(ロメロ四重奏団、マリナー指揮アカデミー管弦楽団)
 4本のギターとオーケストラの曲でスペインの陽気な雰囲気を楽しめる曲です。アランフェスのような哀愁が漂うような部分はなく全編スペインの元気が溢れている曲です。気分をあげたい時などに最適です。
グラナドス「スペイン舞曲」(ピアノ:ゴンサロ・ソリアーノ)
 一般にはあまり知られていませんが、いろいろな作品を作っている作曲家で入り口としてスペイン舞曲がお勧めです。ピアノで12曲の舞曲を演奏していますが、その中で私の好きな曲は2:オリエンタル、5:アンダルーサ、11:サンブラです。オリエンタルとはいってもそれほど東洋的な雰囲気は感じられませんがもの哀しい雰囲気の曲です。5,11も舞曲とはいっても穏やかな曲調で懐かしい感じのする曲です。これら以外の曲もいい曲ばかりなのでピアノ曲が好きな方には是非きいてもらいたい曲です。

 これら以外にもいい曲がいろいろとあるのでこのたよりをきっかけにスペインの曲に親しんでいただければ幸いです。

アランフェス協奏曲   アンダルシア協奏曲

スペイン舞曲集

この号から画像での貼り付けからHTMLでの投稿に変えてみました。
機械学会関東支部シニア会のメンバーの皆様の中にはいろいろな経験をされてきた方が多いのではないかと思います。他の人に聞いて欲しいなと思いながらも自分でブログなどを立ち上げて投稿するのは大変だなと思われている場合にはこのシニア会たよりを使っていただけると幸いです。投稿や問い合わせなどは鳥毛が担当しますのでtorige[at]jcom.home.ne.jp([at]をアットマークに変えてください)まで連絡いただけると対応いたします。